就職したくないぶろぐ

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精神的に楽な仕事と聞いたので施設警備員をやってみました

2018.2.24更新

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  以前、このブログで「精神的に楽な仕事とは」という記事を書きました。

saigaikaku.hatenablog.com

 

あれから施設警備員とビルメンテナンスの2つに応募しました。

 

施設警備員は面接後即採用。

人材不足らしいです。

ビルメンテナンスは何も資格を持ってないということで不採用でした。

 

というわけで今ぼくは施設警備員として、近所の商業施設で警備員さんやってます。

今回はその仕事内容とか、施設警備員の実態について書きます。

 

 

 

面接から採用まで

ぼくはまずネットで施設警備員の求人情報を探しました。

嫌になったらすぐに辞めたいと思っていたのでアルバイトの求人を探したところ、案外すぐ見つかりました。

勤務場所は自分の家から近くて、給料は月に18万と書いてありました。

手取りは16万前後です。

 

 

そのままネットで応募してから2日後くらいに会社のほうから面接日の設定の電話がきました。

できるだけ早く面接したかったので、

「一番早くていつできますか?」

と聞いたところ、電話した日から3日後に面接してくれることになりました。

 

面接日当日、バイトの面接ながらも気合を入れてスーツにネクタイを締めて向かいました。

 

面接ではこれまでの経歴とか志望動機とかあまり聞かれませんでした。

ただ1つ印象に残っていることは、

「みなさんと協力して仕事できますか?」

と質問されたことです。

 

なんでも施設警備員は、60歳で定年退職した人が年金支給開始の65歳まで働くために入社してくる人が大半だそうです。

なので60歳前後の人と仲良くできることがまず条件みたいです。

協力できるかどうかは別としてとりあえず「はい」と答えました。

 

次に契約内容について確認されたんですが、そこでアルバイトとしての採用ではなく、契約社員として採用と聞かされました。

社会保険もあるし、給料も総支給18万なので、まあ嫌になったら契約更新の時期に辞めようと思って承諾しました。

 

そして、謎のペーパーテストを受けました。

「はい」「いいえ」「わからない」の3択で、性格とかそういうものを診断するテストでした。

直感で答えてくださいと言われて、大体50問くらいの設問に答えました。

たしか10分程度で終わったような気がします。

 

最後に、

「この業界では若い人は貴重なのでぜひ採用させてもらいたい」

「もし弊社で大丈夫なら電話ください」

と言われました。

家に帰って、ちょっと考えましたが、「まあやってみるかー」と思い、その日に電話しました。

 

ということで面接した日に採用が決まりました。

 

 

採用から現場で働くまで

採用されたら、まず法定研修を30時間受けます。

これは警備員してる人なら必ず受けないといけないらしいです。

法律とか、救命方法とか、ほとんど座学でした。

護身術とか回れ右とかもやりました。

 

4日くらい研修受けて合計で23時間。

残りの7時間は現場研修ということで、実際に勤務する商業施設で研修生として働き始めることになりました。

 

この30時間の法定研修は今の会社を辞めてから別の会社で警備員をやる場合には、また1から受ける必要があるみたいです。

 

でも1年以上同じ会社で働けば、法定研修が免除されるみたいです。

まあ、法定研修中も会社から給料出るんで、座ってるだけでお金もらえるって考えたら、耐えられるかもしれませんね。

 

 

実際の仕事内容

そんなこんなで現場での勤務が始まりましたが、仕事内容はかなり楽。

 

それもそうです。

60歳の人でもこなせるような仕事内容になってますから、23歳のぼくにできないはずがありません。

具体的には、

  • 商業施設の巡回、
  • 施設関係者の入館受付、
  • 電話対応、
  • 地震や火事など緊急事態の対応、
  • 落とし物や病人の対応、
  • カギの開錠と施錠、

とかそんな感じの仕事内容です。

基本ひまです。

 

でも、商業施設はいろいろとトラブルも多い為、施設警備の中では忙しい部類の現場なのかもしれません。

オフィスビルなどに勤務できれば、おそらくずっと座ってモニターとにらめっこするだけだと思います。

 

ちょっと後悔。

 

 

勤務時間や勤務日数、給料

勤務時間ですが基本的に長時間拘束されます。

  • 9:00〜翌9:00の24時間(実働16時間、休憩8時間)
  • 21:00〜翌10:00の13時間(実働8時間、休憩5時間)

とか、こんな感じです。

無駄に休憩時間が長いです。

 

夜勤なので仮眠の時間が入ってるということもあります。

長時間拘束されるのでそれが嫌な人は本当にすぐ辞めるみたいです。

 

シフト的には、9:00〜翌9:00の24時間勤務が終わって、朝帰って寝て次の日の朝9:00からまた24時間勤務ということもあります。

 

24時間勤務のあとは家に帰ってから朝からお昼の14:00くらいまでは寝ますので、実際夜勤明けの日は休みという感覚はありません。

「次の日もまた24時間勤務かー」と思いながら、夜勤明けを過ごすことになります。

たぶん、シフトは会社によって違います。

基本は3日に1回ペースです。

 

1回の労働時間が多い分、勤務日数は少なめです。

だいたい週休3〜4日です。

月に13〜15回の出勤で済みます。

なので会社のほうからは定期券は購入しなくてもいいといわれました。

 

ですが、シフト上で休みになっている日でも、その休みの日の朝9:00に勤務が終わるので休みだという気がしません。

でも、前職では定時が9:00〜18:30で、

残業時間や通勤時間も加えると、7:00〜22:00(拘束時間15時間)とかだったので、

これを週に5〜6回繰り返すと考えた場合は、今の警備員のほうが楽ですね。

 

給料は基本給と手当てが出て18万。

手取りは16万前後になるみたいです。

昇給はありません。

ずっと同じ給料です。

でも時間外手当は出ます。

休憩時に狩り出されたりした場合には申告すれば手当が出ます。

 

まあ、月に16万あれば生活はできます。 

 

 

施設警備は精神的に楽な仕事なのか

精神的に楽かどうかはやっぱり人によります。

 

ぼくの場合、前職が精神的につらかったので施設警備員の仕事が楽に感じます。

でも1日24時間ずっと拘束される割に、給料が低いじゃないかと怒ってる人もいます。

 

実働時間で時給換算すると約1000円です。

24時間勤務1回で16000円。

 

それならもっと効率の良い働き方はいくらでもありそうです。

 

若い人は何か他に趣味や資格試験の目標がないと、警備員を続けるのはオススメしません。

でも、今の仕事で精神的に参ってしまって、ひとまず警備員をやるのはありだと思います。

職場の若い人たちは警備員をやりながら、次の仕事を探したり、勉強をしている人が大半です。

 

また、60歳以上の警備員の先輩たちは

「ここでずっと働くのはもったいないよ」

「若いんだからやりたいことをしっかりやりなさい」

と人生の先輩として助言をしてくれました。

 

少なくとも、ぼくにとっては施設警備という仕事は精神的に楽な仕事です。

もし警備員をやってみたいという人は1度検討してみるといいかもしれません。 

 

それでは